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手間がかからない!大きくなりすぎないシンボルツリーとは?

2024.10.08

みなさんこんにちは、NIWA colorです。

自宅にお庭があるけど狭くてシンボルツリーを植えられない…。

とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

そんなときは大きくなりすぎないシンボルツリーがおすすめです!

今回は大きくなりにくい種類の木や成長が比較的遅い種類の木をご紹介していきます。

どれもシンボルツリーにぴったりですのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

大きくなりすぎないシンボルツリー「中木」

お庭にシンボルツリーを植えたいけど、スペースが限られているそんなときにおすすめなのが「中木」です。

中木は成長速度がゆっくりで、最終的な高さも36mほどと大きくなりすぎません。

メンテナンスがしやすく、剪定で形を整えればおしゃれなシンボルツリーとして存在感を出すことができます。

また、中木は高木ほどの圧迫感がなく、庭全体に開放感を残したまま彩りを添えることが可能です。

選ぶ樹種によっては、花が楽しめたり、実を収穫できたりと、四季折々の変化も楽しめます。

今回は、主婦の皆さんにおすすめしたい中木を厳選してご紹介します。お庭づくりの参考にしてくださいね。

 

1   おすすめの中木 フェイジョア

フェイジョアは今、おしゃれなシンボルツリーとして人気が高まっている中木のひとつです。

常緑樹で最終的な高さは3mほどで、年間の成長も30cm程度とゆっくり育つので、小さいスペースにもぴったりです。

フェイジョアの魅力は、まずその葉の形。

丸くてかわいらしい葉が特徴で、裏面はシルバーがかった色になっており、風に揺れると表裏で違う色合いが見えるのが素敵なポイントです。

また、幹の肌色も明るく、全体的に軽やかでおしゃれな雰囲気が楽しめます。

さらにフェイジョアは果樹でもあるので、実がつく楽しみも。

ただし、実が重くなると枝が垂れ下がり樹形が崩れることがあるので、実の収穫を楽しむ方は注意が必要です。

シンボルツリーとして育てる場合は、定期的に枝を剪定し、全体の形を整えることが大切です。

特に伸びすぎた枝を程よく切り詰め、葉の密度を高く保つと美しい樹形が維持できます。

 

2   おすすめの中木 モミジ(イロハモミジなど)

季節の移り変わりを庭で感じたい方には、モミジの中でも「イロハモミジ」などの品種がおすすめです。

春には小さな赤い花、夏には青々とした涼しげな葉、秋には真っ赤な紅葉が楽しめ、四季折々の風情を庭に取り入れることができます。

モミジは比較的成長が早く、最終的には高さ57m程度になりますが、剪定でうまく高さをコントロールすることが可能です。

盆栽のように自然な樹形を意識しながら、長く伸びすぎた枝や込み合った部分を整えることで、美しいシンボルツリーになります。

モミジは鉢植えでも地植えでも育てられますが、乾燥が苦手なので、水やりはこまめに。特に夏場はたっぷりの水が必要です。

紅葉後に葉を落とすので、落ち葉の掃除は必要ですが、その儚さもモミジの魅力の一つです。

和風から洋風まで幅広いスタイルのお庭にマッチするモミジは、シンボルツリーとして人気の高い中木です。

 

3   おすすめの中木 ハイノキ

「手間をかけずに美しいシンボルツリーを育てたい」という方にぴったりなのが、ハイノキです。

ハイノキは成長がゆっくりで、高さも3mほど。

ギザギザとした細めの葉がすっきりとした印象を与え、4月~5月には可憐な白い花が咲きます。

花が終わると緑色の実が夏にかけて濃紫色に変わり、見ていて飽きない変化を楽しめるのも魅力です。

また、耐陰性があり、日陰でも生育できるので、植える場所を選びません。さらに病害虫にも強いため、初心者の方でも育てやすい中木です。

ハイノキは剪定の手間があまりかからず、自然に美しい樹形を保てるので、お手入れが苦手な方にもおすすめ。

デメリットとしては、苗木の出荷に時間がかかるため他の中木に比べて価格が高めですが、長期的な管理のしやすさや樹形の美しさを考えると、その価値は十分です。

 

4   おすすめの中木 セイヨウニンジンボク

セイヨウニンジンボクは、これから注目されていく木としておすすめしたい中木のひとつです。

落葉樹で、成長すると3mほどの高さに。初夏には紫色のきれいな花を咲かせ、細く涼しげな葉が青い空に映えます。

その姿は暑い夏でも涼しさを感じさせ、洋風・和風どちらの庭にもマッチするデザイン性の高さが魅力です。

苗木選びの際には、下のほうから太い枝が出ていないもの、もしくは自分の理想とする樹形に近いものを選ぶとよいでしょう。

シンボルツリーとして高さを出すには、低い位置に太く短い枝があるとバランスが悪くなるため、上部に高さを出せる形の苗木がベストです。

成長後は、高い位置で枝を広げて葉を茂らせると、見栄えの良いシンボルツリーに仕立てることができます。

 

5   おすすめの中木 シルバープリペット

シルバープリペットは、洋風な庭や生垣にもおすすめな常緑の中木です。

最大3mほどまで成長し、白い斑入りの葉が一年中美しく楽しめるため、カラーリーフとしても人気があります。

シルバープリペットの成長は早い方ですが、耐寒性や耐暑性があり、強い剪定にも耐えられるため、思い通りの樹形に整えやすいのが魅力です。

 

 

6   まとめ

今回は、お庭のシンボルツリーとしておすすめの「中木」をご紹介しました。

中木は成長がゆっくりで高さも抑えられるため、スペースが限られた小さなお庭にもぴったり。

フェイジョアやモミジ、ハイノキ、セイヨウニンジンボク、シルバープリペットなど、それぞれの特長を活かして選べば、おしゃれで手入れも簡単なシンボルツリーが楽しめます。

四季折々の変化を楽しみながら、お庭にぴったりの中木を見つけてみてくださいね。