みなさんこんにちは、NIWA colorです。
デッキの種類には、ウッドデッキとタイルデッキとあり、どちらも広く愛されている素材です。
これからデッキを導入しようとしている方にとってはどちらにしようか悩む方も多いのではないでしょうか。
今回は、ウッドデッキとタイルデッキの違いについてご紹介したいと思います。
どちらがご家庭に合っているか判断材料になりますので、
ぜひチェックしてみてくださいね。
素材の違い
まず、ウッドデッキとタイルデッキの一番の異なる点は、それぞれ使用されている素材です。
ウッドデッキは主に天然木または人工木を採用し、一方でタイルデッキは主に陶磁器などのタイル素材を使用します。
天然木には、ソフトウッド(たとえば、レッドウッドやサイプレスなどの針葉樹)とハードウッド(広葉樹の代表的なものにはウリンやイペが含まれます)があります。
これらの中で、ハードウッドはその耐久性の高さから、ウッドデッキに最適です。
一方で、人工木はエクステリアメーカーによって異なる素材で製造されています。
アルミ等の金属に木目をプリントしたもの、人工樹脂に木粉を混ぜて木材の質感を再現したもの、樹脂のみを加工したものなどがあり、それぞれ違う使用感があります。
施工前にはサンプル材を取り寄せて比較検討することがおすすめです。
また、彩木はウレタン樹脂とアルミ芯材を組み合わせており、これにより熱による温度変化や変形がしにくいという特徴があります。
滑りやすさの違い
ウッドデッキとタイルデッキは、雨に濡れた時などの滑りやすさにおいても違いがあります。
天然木は水分を吸収する性質があるため、ウッドデッキが雨などで湿っても、滑りにくい優れた特性があります。
人工木を使用している場合でも、素材によっては木の質感に近づけられており、そのためタイルや石と比較しても、滑りにくい傾向があります。
最近ではタイルデッキも表面をザラザラとさせて滑りにくく仕上げる商品が増えてきていますが、全体的に見て、滑りにくさの観点からはウッドデッキが優れていると言えるでしょう。
気候の影響
気候や気温の変動が、ウッドデッキとタイルデッキの両方に影響を与えやすいです。
ウッドデッキは木材を主成分としているため、水分や湿気に弱く、また人工木材も金属のような素材は気温の変化に敏感です。
そのため、人工木を使用したウッドデッキを導入する場合には、断熱性の高い素材がおすすめです。
一方で、タイルデッキもタイル自体が高い蓄熱性を持ち、気温の変動に応じて夏は暑く、冬は寒く感じることがあります。
また、タイルデッキの基礎や目地に使用されるコンクリートも熱の変動により変形することがあります。
そのため、日当たりが良く気温が高くなる立地では特に注意が必要です。
費用とメンテナンスの違い
費用に関しては、タイルデッキの方がやや高めの水準になります。
これには主に以下の理由があります。
・基礎と土台をコンクリートで固める作業に、施工日数と十分な作業人員が必要
・排水用のグレーチングの取り付けなども考えなければいけない。
・タイルデッキの撤去にはコンクリートを取り扱う必要があり、これには相当な作業と経費が必要。
対照的に、ウッドデッキは基礎部分をコンクリートで固め、土台の骨組みを組み立て、デッキ材を設置するシンプルな工程が一般的です。
このため、作業日数は最短数時間で終了し、作業内容も比較的単純で人員も最小限で済みます。
排水用設備も不要なため、相場的にはウッドデッキの方がコストが低い傾向にあります。
メンテナンスに関しては、ウッドデッキの場合、使用する材質によってメンテナンスの頻度が異なります。
ソフトウッドを使用した場合は、おおむね2~3年に1度は腐食していないか細部まで確認する必要があります。
ハードウッドや人工木は腐食しにくいため、メンテナンスは頻繁に行わなくても問題ありません。
タイルデッキも基本的には腐食しない素材で作られているため、メンテナンスは5年に1度くらいで十分です。
ただし、目地の剥離やタイルのヒビが見られる場合は危険が生じる可能性があるため、定期的な目視確認が重要です。
デザインの違い
デザインのバリエーションを考えると、タイルデッキは大理石風、砂石風、木目調、柄の入ったデザインなど、多岐にわたる選択肢があります。
全体的に洗練され、クールな印象を醸し出す素材が多く揃っています。
そのため、デッキの枠を超えて、門から玄関までのポーチとしてもタイル材が利用されるケースも増えています。
一方で、ウッドデッキは木の自然な質感を楽しむことができ、洋風や和風などさまざまな住宅デザインやインテリアデザインとの調和がしやすいというメリットがあります。
まとめ
ウッドデッキとタイルデッキの違いについてご紹介してきました。
ウッドデッキとタイルデッキは素材、滑りやすさ、気候への耐性、費用、メンテナンス、そしてデザインにおいて違いがあります。
素材はウッドデッキが天然木または人工木で、タイルデッキは主に陶磁器などのタイル素材を使用します。
滑りやすさでは、ウッドデッキが雨の影響に強く、人工木も木質感があり滑りにくい特性があります。
気候への耐性では、ウッドデッキが水分や湿気に弱く、タイルデッキは高い蓄熱性があるため気温変動に敏感です。
費用においては、タイルデッキが基礎や排水の関係でやや高めです。メンテナンスは、タイルデッキの方が簡易的なので、ランニングコストは低いと言えるでしょう。
デザインは、タイルデッキが大理石風や木目調など多彩な選択肢があり、ウッドデッキは自然な質感で住宅デザインと調和が取りやすいので、ご自宅のイメージに合ったデッキを取り入れましょう。
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